Chika Omae
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部を卒業後、ジュリアード音楽院のH・シャピロ氏の下で研鑽を積む。広島国際文化財団より奨学金を得て留学、ドイツ・デトモルト国立大学修士課程を修了後、フランス・ブローニュ国立音楽院、パリ国立音楽院にてM・シュトラウス氏に師事。
2001年ブローニュ国立音楽院にて第3課程および室内楽科を修了。2003年クールヌーブ国立音楽院室内学科を首席卒業。第18回広島新人演奏会にて、最優秀賞を受賞、広島交響楽団と共演。ノルマンディー・アンデ国際音楽祭にてソリストとしてアンデ祝祭オーケストラと共演、その他パブロ・カザルス国際音楽祭、クロンベルク国際音楽祭など数多くの音楽祭に出演している。
第103回日本演奏家連盟主催ソリストオーディションに合格し、ドヴォルザークのチェロ協奏曲を広島交響楽団と再び共演、中国新聞社賞を受賞、賞賛を博す。
2002年イタリアのルイージ・ラッコニージ国際コンクールにて第二位入賞、あわせてアスティ賞を受賞。2004年デビューCD「Poésie」をリリース。チョン・ミュンフン指揮・日韓合同オーケストラに首席奏者としての参加、アイルランド大使館文化行事への招聘、パリ日本文化会館におけるリサイタルにて好評を博すなど、現在、国内及びイタリア・フランス・ドイツ等、ヨーロッパ各地でオーケストラ・室内楽・リサイタルなど数多くのコンサートに出演し、その活躍の場を広げている。これまでに、チェロを倉田澄子、堤剛、上村昇、H・シャピロ、M・シュトラウスの各氏に師事。
また、音楽の研鑚を積む傍ら、パリの名門ホテル、ホテル・リッツ内にあるエコール・リッツ・エスコフィエにてフランス料理・製菓・パンすべてのマスター・ディプロマコースを終え、グランド・スーペリオール・ディプロマを取得後、リッツのメイン・キッチン等で料理・製菓・パンすべての部門における研修を修了する。
2007年より、「音と食のコンサート」を企画・主催し、独自のコンサート活動を展開するかたわら、月刊「百味」にて“クラシック音楽とお料理”のエッセイを連載中。