Nobuyuki Nishi
1985年7月13日生まれ 神奈川県川崎市出身
身長 164cm、体重 64kg、シューズ 26.0cm
2002年〜16年間モ−グルナショナルチーム在籍
スキー選手としては異色の、神奈川県川崎市に生まれ育つ。
幼いころから両親に連れられスキーを始めたが、本格的に選手を志し、当時営業していた千葉県船橋市の室内スキー場SSAWS(ザウス)に、電車で週3以上通い詰め、技術を磨いた。(ザウスから誕生した希少な五輪選手である)
その後、スキーの名門長野県白馬高校へ進学し、下宿生活をしながら五輪出場を夢見ながら練習に明け暮れた。
その甲斐あって高校2年時に Jr ナショナルチームへ選抜され、Jr 世界選手権への出場チャンスを掴み見事優勝。
翌年からワールドカップ転戦するようになり、トリノ五輪を目指したが、惜しくもオリンピック選考に漏れ涙をのむ。
その悔しさをバネに2009年の世界選手権で銀メダルを獲得し、いち早く2010年の五輪出場内定を決め、メダル候補選手としてバンクーバー五輪へ初出場した。
バンクーバー五輪では9位、ソチ五輪では14位に終わったが、西のスキースタイルはハイスピードで正確なターン、そして常に攻めることであり、世界トップクラスの技術は誰しもが認めるところであった。
2016年試合時、前十字靭帯断裂という大怪我に見舞われたが、手術後懸命のリハビリの結果、2017年1月復帰第一戦のW杯で見事8位にて復帰戦を飾り、全日本スキー連盟の定めた平昌五輪派遣標準記録を一発で突破し出場。
平昌五輪後に惜しまれつつ引退。
現在はプロスキーヤーとして活動の他、後進の育成や普及活動などに励む。
趣味は音楽で、歌はプロ級の腕前。
<モーグル・デュアルモーグル主な戦績>
2003年 | FISジュニア世界選手権 優勝 |
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2007年 | FISワールドカップ ノルウェーボス大会 2位 |
2008年 | 全日本選手権 デュアル優勝 シングル2位 |
2009年 | 全日本選手権 シングル・デュアル優勝 完全制覇 |
2010年 | バンクーバーオリンピック出場 9位 FISワールドカップ ディアバレー大会 5位 総合16位 |
2011年 | FIS世界選手権 デュアル 3位 世界選手権2大会連続メダル獲得 FISワールドカップ チェコ大会 4位 中国大会 5位 総合14位 |
2012年 | FISワールドカップ 苗場大会 11位 ディアバレー 13位 総合25位 |
2013年 | FISワールドカップ 猪苗代大会 7位 ソチ 10位 総合25位 全日本選手権 デュアル優勝 シングル3位 |
2014年 | FISワールドカップ ルカ大会 7位 カルガリー大会 6位 ソチオリンピック出場 14位 |
2015年 | FISワールドカップ ルカ大会 7位 総合18位 全日本選手権 デュアル優勝 |
2016年 | 2月 W杯大会中に前十字靭帯断裂 |
2017年 | 復帰第1戦W杯レイクプラシッド大会8位(平昌五輪派遣標準記録クリア) |
2018年 | 平昌オリンピック出場 19位(同年全日本選手権にて現役引退) |